最上町をフィールドに、活動する魅力的な人に会いに行き、話を聞くこのコーナー!
『海藤農園』海藤 鷹さん
『RED farm 虹』後藤 由香さん
ヴァイオリニスト 池田 敏美さん
黒沢のしいたけ博士 藤原 清寿さん
野頭の雪うるい名人 後藤 修二さん
トマト農家 小野 貴之さん
ソムリエレタス職人 中嶌 聡さん
トマト栽培の担い手『海藤農園』海藤 鷹(かいとう たかし)さん
Q. 自己紹介をお願いします。
最上町満沢に生まれ農業を目指したいと思い、農業大学校へ進みました。
卒業後すぐに就農し、トマト農家3年目です。旅とトマトを人生の柱にしていしたいと思っています。「旨い!!」と言われるトマトを目指してます。
Q. なぜ農家になったのですか?
元々家が農家ということもあり、家を継ぐ際に自分のやりたいものを仕事にしようと思いました。
自分自身がトマトが好きで、自分が「旨い!!」と思うトマトづくりをしようと思っています。
Q. どんな思いで農業に携わっていますか?
人と人との繋がりを大切にした農業をしていきたいと思っています。
「美味しい!!」「旨い!!」と言ってくれるお客さんを、少しずつでも増やしていき、自分が作ったトマトのファンを作っていきたいです。
Q. 最後に一言お願いします。
土造りや栽培方法を重点的に学び、旨みを求めて栽培に励んでいます。
生で食しても、加熱してソースで頂いても「美味しい」と言われるトマトの生産を目指し、日々努力していきたいと思います。
主な出荷先
海藤農園ブランド『 恋 熟 』『 房どり おやつとまと 』
・丸勘青果市場
・川の駅 ヤナ茶屋もがみ
・食の駅 山形蔵王店
海藤さんの家は農家で米やアスパラなどを生産しており、幼いころから農業の手伝いをしてきました。
将来は農業を自分の仕事にしていきたいと、農業大学校に進学することになったのですが、そこでトマト栽培の研究を始め、研究成果は山形県で大きな評価を受けています。家族の協力もありトマト作りに情熱を持って取り組んでいます。
海藤さんはトマト作りをとおして、生産者と消費者、料理人の垣根を越えてつながる企画にも参加しており、若者たちのアイディアで作る、新しい農業の形を目指しています。
頼もしい若手農業者との出会い、最上町農業の明るい未来を感じます。
ご協力ありがとうございます。
美人農業者の『RED farm 虹』後藤 由香(ごとう ゆか)さん
Q. 自己紹介をお願いします。
最上伝承野菜の「赤にんにく」と「かぼちゃ」「キャベツ」の栽培に取り組んでいます。
就農して2年、日々勉強中です。
Q. なぜ農家になったのですか?
10年以上調理師として働いていましたが、ある日、父から「農業をやってみないか」という話しがありました。経験ゼロ、知識ゼロでしたが、「やってみよう!!」という強い気持ちが生まれ、“挑戦する”ことを決めました。
Q. どんな思いで農業に携わっていますか?
やるからには「結果を出す!」結果を出せるまで挑戦し続けます。
そして、そんな私の姿を見て「私も農業やってみたい!楽しそう!」と思ってくれる女性が現れたら、最高に嬉しい事です。まだまだ課題だらけですが、自分が目指す所には、必ず辿り着こうと思います。
Q. 最後に一言お願いします。
小さな種から芽が出た時の嬉しさ、それが実となり収穫できた時の喜び。
植物の生命力や自然の厳しさ恩恵を、直近で子供達にも感じさせてあげられることが素敵だなあと思っています。農業というのは本当に魅力ある職業だと感じています。私が一番目指すことは、楽しい農業です。自分の原動力である子供達と楽しむために、その笑顔を見るために頑張ることは、単に苦労ではなく、正に「楽しい苦労」となります。そして、メイクや作業服装もモチベーションを上げるために大切なポイントですね。
主な出荷先
キャベツ・かぼちゃ・最上赤にんにく
・株式会社 ゼントクコーポレーション
・主に関東地方への出荷となります。
このマークに書かれている「happy Smile」は、由香さんと3人の子供達が、いつも笑顔であるようにと心に刻んでいる言葉です。
農作業は子供達も一緒に楽しんで行っています。将来は六次産業化も視野に入れている若手農業者です。今後は、セミナーや研修など積極的に参加して、農業の勉強をしていきたいと答えてくれました。
由香さんがつくるかぼちゃは皮が薄く、糖度の高さが特徴です。おすすめの食べ方はと尋ねると「ふかして何もつけずに皮ごと食べるのが好きです」是非、試してみて下さい。ご協力ありがとうございました。
ヴァイオリニスト池田 敏美(いけだ としみ)さん
Q. 自己紹介をお願いします。
最上町の堺田地区に住みながら、プレイヤーとして全国で演奏会やヴァイオリンのレッスンや後進の指導など行っています。
Q. ヴァイオリンを始めたきっかけは?
北海道旭川出身、酪農家の三女として生まれました。病弱で泣き虫だった子ども時代、ヴァイオリンに出会って、性格が変わったように積極的になり親の反対を押し切って東京の音楽大学に進学したのち、新星日本交響楽団の設立に加わり32年間オーケストラにどっぷりつかっておりました。
2001年東京フィルハーモニー交響楽団との合併で2年間は、東フィル団員として活動運命のいたずらか?2003年より最上町堺田に住みながらフリーヴァイオリニストとして音楽活動を続けています。
Q. どういった活動をされているんですか?
最上町に来てからは、オーケストラを離れ独奏活動が主になりました。
最上町以外に全国各地の学校、病院、福祉施設、そば屋さん、お寺の本堂をはじめとしてコンサートホールだけでなく様々な場所で演奏するのが面白いです。10年、20年と続けて毎年同じ場所で主催してくれる所も多くお客さんとのふれあいを楽しみ、励まされつつ演奏を続けていられる有り難さは格別です!
Q. 最上町に暮らして良かったことは?
自然が豊かで、のんびり出来ること山菜採りなども楽しみのひとつ冬の厳しさは並大抵のものではないですがそんな中でも町外からもお弟子さんが通い続けて、自分の特技として自信をもってくれる子供達が育ってきているのはとても嬉しいことです!
菌床シイタケを年間栽培している
黒沢のしいたけ博士 藤原 清寿(ふじわら きよとし)さん
Q. 自己紹介をお願いします。
最上町黒沢で年間を通して『菌床シイタケ』の栽培に取組んでいます。菌床シイタケを始めたのは大震災のあった2011年からです。
Q. なぜ農家になったのですか?
元々は土木建築の仕事をしてました。仕事は宮城県などの他県で、朝早く出かけて夜遅く帰る仕事でした。何か地元でできるものはないかと考えていた時に菌床シイタケを紹介されました。
ところがちょうどその頃、東日本大震災が起き、日本が大変な時に、新しいものに取り組んで良いのかと思い悩みました。しかし農林課などの後押しもあり、菌床シイタケに取り組むことを決意しました。
Q. どんな想いで農業に携わっていますか?
ゆくゆくは最上町産のブランドを作りたいと考えています。
品質の良い物を作って市場に出すことで日本全国どこへ持っていっても認めて貰えるものを作りたいと考えています。年間を通して出荷できるということが菌床シイタケの魅力の一つと考えています。
Q. 一言お願いします。
以前は朝早く出かけて、夜遅く帰ってくる仕事でしたので、地元でできる仕事であるということが一番のメリットであり家族で過ごす時間も増えて嬉しいです。これからは後任の若手の指導にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
主な出荷先
・新庄もがみ農業協同組合
・農協を通して、主に関東圏に出荷中
野頭の雪うるい名人 後藤 修二(ごとう しゅうじ)さん
Q. 自己紹介をお願いします!
最上町野頭で年間を通して専業農家をしております。夏場はニラ、冬場は雪うるいを栽培しております。
(ニラの生産は町内でも最大規模の面積で栽培しています)
Q. なぜ農家になったのですか?
元々父親がニラを栽培していてその時から手伝いをしていました。
父親の定年を機に一緒に農家をしないか?と相談してそれから、ずっと農業に携わっています。
Q. どんな想いで農業に携わっていますか?
ニラは誰が食べても甘くて美味しいと言ってくれています。 雪うるいも他のものより太くてえぐみもなく美味しいと言われます。栽培では効率化を図りながら作ることに専念しています。
Q. 一言お願いします。
冬場の雪うるいは光を全く当てない栽培(軟白栽培)ということで収穫、パック詰めも、青くなってしまうのを防ぐためになるべく光が当たらないように気を付けています。その為、柔らかく、くせのない、しゃきしゃきぬるぬるとした新しい食感の山菜ができました。生で美味しく食べられる山菜で地方発送も承っていますので、一度、ご賞味して頂けたら嬉しいです。
主な出荷先
6パック入り 1,000円
10パック入り 1,500円
20パック入り 3,000円
*1パック 100g入り(送料別)
・新庄もがみ農業協同組合
・農協を通して、主に関東圏に出荷中
・個人販売も実施中
期間限定商品ですので期間内にご注文ください。(1月25日~3月31日まで)
雪うるいがなくなり次第終了となりますので、よろしくお願いします。
トマト農家 小野 貴之(おの たかゆき)さん
Q. 自己紹介をお願いします!
大学卒業後、タイのNGOでソーシャルワーカーとして活動していました。最上町にUターンしてトマト農家をしています。『とまとやよずべぇ』という名前ですが、『よずべぇ』は300年以上前から続く屋号から取りました。
Q. なぜ、農家になったんですか?
外国での生活でインドで見た美しい田園風景に魅かれました。また、タイからトルコまで一人旅をした時に、知り合った旅人から農業の素晴らしさを教えてもらったんです。それが農業を始めるきっかけになってます。
Q. なぜ、トマトだったんですか?
比較的長期にわたって管理を求められるトマトは維持が難しい反面、その分、おもしろいと感じており、また子供たちが喜んでくれるものということでトマトをやってみたいと思い至っています。
生トマト以外にもトマトジュース、セミドライトマトのオリーブオイル漬けなどトマトの6次産業化、加工品の開発と販売に向けても力を入れています。ちょっと食べて幸せになれるものを目指しています。
Q. どんな思いで農業に携わっていますか?
一度地元を離れたことで、実家に伝わってきた土地や農業という仕事に対する想いが変わりました。田舎の伝承されてきた土地で仕事をすることは特別な事に思えます。先祖たちの想いも大事に小さな子供たちまで喜んでくれるものを作っていきたいですね。
Q. 一言お願いします。
農業をやりながら広い視野を持ち、趣味なども楽しみながら新しいスタイルの農家を目指しています。楽しんで歳をとっていきたいですね。
最上町ふるさと納税
小野さんの商品の一つのトマトジュースは最上町ふるさと納税のお礼品としても、取り扱っています。
最上町ふるさと納税は下記からどうぞ
https://www.furusato-tax.jp/city/product/06362
リーフレタスを水耕栽培している
ソムリエレタス職人 中嶌 聡(なかじま さとし)さん
Q. 自己紹介をお願いします。
最上町若宮で年間を通して『リーフレタス』の栽培に取組んでいます。
栽培方法は土を使わない『水耕栽培』(発泡スチロールの箱に肥料を溶かした水を入れて栽培)での栽培を行っています。
Q. なぜ農家になったのですか?
農家になるまでサラリーマンとして20年間働いてきました。その中で農作物の普及に関する仕事に携わっていた時期がありました。ここ数年サラリーマンとしての仕事に自分なりに行き詰まりを感じてうちは農家だし、これまでの経験もいかせて自分のやりたいものをやってみたいということで、農家になることを志しました。サラリーマン時代、様々な作物に触れてきましたが、サラリーマン生活を辞めて、農家としてやっていく上で、最上町では誰もやってなく、手間もかからず、家族みんなで取組めるものを考えた時に『リーフレタス』にたどり着きました。
Q. どんな想いで農業に携わっていますか?
水耕栽培でなく土を使った栽培だと雑草との戦いになってしまいます。除草もいらず、農薬も使わない安全な野菜を作りたいという想いで、農業に携わっています。
Q. 最後に一言お願いします。
家族で取り組める仕事としてこの仕事を選びました。家族と過ごす時間も増えました。今は産直と飲食店関係と取引してますが、販路拡大に向け努力していきます。
町内の主な出荷先
・MaxValu最上店
・郷野目ストア 最上店